964turbo クランクケースサーモスタット 原因追求
- r9racingteam911
- 2019年7月17日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年5月31日
964ターボ クランクケースサーモスタット

サーモスタットを変えたからいいやー!ではなく、 何故一瞬で酷いオーバーヒートを起こしたのか? 図面の元を辿っていくと、サーモスタットだけでなく、クランクケースの左右にも1つずつサーモスタットのシステムが付いている部分があります。
今回、長年の勘で疑ってみることにし、部品も取り寄せました。(純正の新品です)
さて、右バンク。

なんと、必ず入っているカラーが入っていません。 そして、バネも純正とは程遠いスプリングが使われていました。 純正に比べて長さが長く、柔らかいスプリングでした。




サーモスタットストローク量も変わってしまうのではないでしょうか?
ここはどのようなチューニングのカテゴリーの理論であっても、絶対に改造してはいけないところだと思っています。
左バンクは、ネジが経年劣化で一巻き分程短くなっていました。 短くなった分、ピストンの動きに遊びが出来て、縦傷が出来ていました。



今は、油圧もきっちりかかり、エンジンの内圧も下がり、快適です!
FSWにて今月テスト走行予定です♪
オイルポンプは大丈夫そうでした。 (踏んでいくと油圧が入るので確認出来ます。)
壊れたところだけ直すのは誰でも出来ます。 壊れた先で何に絡んでくるのか? 全体を見て対処していくことが大事です。
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